Oracle11gR2をOracle Linux5.9にインストール

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はじめに

VMware PlayerにインストールしたOracle Linux5.9に、Oracle11gR2をインストールしていきます。 VMware PlayerへのOracle Linuxのインストールは、以下の記事を参考にしてください。

Oracle Linux5.9をVMware PlayerにインストールOracle Linux5.9をVMware Playerにインストール
PCに無料の仮想環境(VMware Player)をインストール。その仮想環境上に、Oracle Linux5.9をインストールする方法を解説しています。 Oracleの勉強であれば、WindowsよりもLinuxベースのOSをオススメします。Oracle Linuxや、Redhat互換のCentOSなど、仮想環境に色々なOSをインストールしてみよう!

環境

■ゲストOS環境詳細
ここをタップして表示Close
項目説明
OSOracle Linux 5.9 (64bit)
CPU4Core
メモリ4G
HDD20G
ホスト名oraclelinux.oracle.com
eth0192.168.1.51
■Oracle Database詳細
ここをタップして表示Close
項目説明
バーション11gR2 (11.2.0.1.0) 64bit
エディションEnterprise Edition
インスタンス名orcl
グローバル・データベース名orcl.oracle.com
ORACLE_BASE/u01/app/oracle
ORACLE_HOME/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1

Oracle Databaseバイナリ・ファイルのダウンロード

下記のOracleソフトウェアダウンロードから、Oracle Databaseをダウンロードします。 ダウンロードするにはOracleシングルサインオン用アカウントが必要です。

Oracleソフトウェアダウンロード

 

ここをタップして表示Close
項目説明
バーションOracle Database 11g Release 2 (11.2.0.1.0)
プラットフォームLinux x86-64
対象ファイルlinux.x64_11gR2_database_1of2.zip
linux.x64_11gR2_database_2of2.zip

ダウンロードするにはOracleシングルサインオン用アカウントが必要です。 ちなみにファイルサイズは二つ合わせて約2.18Gでした。

仮想環境のOracle Linuxへデータベースファイルをコピーする

仮想環境へ先ほどダウンロードしたデータベースファイルのバイナリをコピーします。 ホストOS⇔ゲストOS環境のファイルやりとりは、VMWareの「仮想フォルダ」機能を使用します。(この機能はVMWare Toolsをインストールすると使用できます)

  • VMWareの上部メニューから「仮想マシン(V)」→「仮想マシンの設定(S)」をクリックします。
  • 「オプション」タブに移動して「共有フォルダ」を選択します。
  • 「フォルダの共有」を「常に有効(E)」にします。
  • 「追加」ボタンをクリックして共有したいフォルダを選択します。
    例:D:\My Documents\Documents\インストール
image1092

 

この設定以降は共有フォルダを通して、ホストOS⇔ゲストOS間でファイルのやり取りができるようになります。ちなみにゲストOSのOracle Linux側では、共有フォルダは/mnt/hgfs配下にマウントされます。 image1047

 

データベースのバイナリファイルを、共有フォルダからDesktopへコピーします。 image1048

 

以上でOracle Linuxへのバイナリファイルのコピーは終了です。

Oracle Databaseインストール前の事前準備作業

Oracle Databaseのインストール要件を確認していきます。

注意 これ以降の作業はrootユーザで実施します。

メモリー要件

11gR2のインストールのメモリー要件は、最小1GB、推奨2GB以上となっています。 次のコマンドでシステムのメモリーを確認します。

ディスク領域要件

/tmpディレクトリに1GB以上のディスク領域が必要です。 次のコマンドでtmpのディスク領域を確認します。

 

ソフトウェアとデータ領域を合わせて約6GBの領域が必要です。 次のコマンドでシステムの空きディスク領域のサイズを確認します。

必要なパッケージのインストール

Oracle Linux5では、次のバージョン以上のパッケージがインストールされている必要があります。

  • binutils-2.17.50.0.6
  • compat-libstdc++-33-3.2.3
  • compat-libstdc++-33-3.2.3 (32 bit)
  • elfutils-libelf-0.125
  • elfutils-libelf-devel-0.125
  • gcc-4.1.2
  • gcc-c++-4.1.2
  • glibc-2.5-24
  • glibc-2.5-24 (32 bit)
  • glibc-common-2.5
  • glibc-devel-2.5
  • glibc-devel-2.5 (32 bit)
  • glibc-headers-2.5
  • ksh-20060214
  • libaio-0.3.106
  • libaio-0.3.106 (32 bit)
  • libaio-devel-0.3.106
  • libaio-devel-0.3.106 (32 bit)
  • libgcc-4.1.2
  • libgcc-4.1.2 (32 bit)
  • libstdc++-4.1.2
  • libstdc++-4.1.2 (32 bit)
  • libstdc++-devel 4.1.2
  • make-3.81
  • sysstat-7.0.2
yum infoコマンドでパッケージがインストールされているか確認します。 もし足りないパッケージがあればyum installコマンドでインストールしておきます。

必要なオペレーティング・システム・グループおよびユーザーの作成

oinstall、及びdbaグループを作成します。

 

oracleユーザが存在するか確認します。(Linuxインストール時に作成していれば存在する)

 

oracleユーザのグループを変更します。 oinstallをプライマリ・グループ、dbaをセカンダリ・グループとして指定します。

 

もしLinuxインストール時にoracleユーザを作成していなければ、次のコマンドで作成します。

カーネル・パラメータの変更

viコマンドで/etc/sysctl.confファイルの最後に、以下の内容を追加します。
fs.aio-max-nr = 1048576
fs.file-max = 6815744
kernel.shmall = 2097152
kernel.shmmax = 536870912
kernel.shmmni = 4096
kernel.sem = 250 32000 100 128
net.ipv4.ip_local_port_range = 9000 65500
net.core.rmem_default = 262144
net.core.rmem_max = 4194304
net.core.wmem_default = 262144
net.core.wmem_max = 1048586
sysctl -pコマンドでシステムに反映します。

Oracleソフトウェア・インストール・ユーザーのリソース制限

viコマンドで/etc/security/limits.confファイルに、oracleユーザのリソース制限を追加します。ファイルの最後に以下の内容を追加します。

ディレクトリの作成

インストールに必要なディレクトリを作成します。 今回は/u01/app配下にインストールを行います。

hostsファイルの修正

hostにLinuxサーバのホスト情報を追加しておきます。

oracleユーザのbash_profileの変更

注意 これ以降の作業はoracleユーザで実施します。

oracleユーザのumaskを022に変更します。 さらにORACLE_BASEを/u01/app/oracleに設定します。 これらの設定は、oracleユーザのbash_profileに登録しておきます。

 

bash_profileを変更したら以下のコマンドで環境変数をもう一度読み込みます。

 

以上でOracle Databaseのインストール事前準備は終了です。

Oracle Databaseソフトウェアのインストール

Oracle Databaseのインストールファイルを解凍します。 oracleユーザでバイナリファイルをコピーした場所まで移動してunzipします。

 

databaseフォルダができるので、そこに移動してからrunInstallerを実行します。

 

「セキュリティ・アップデートをMy Oracle Support経由で受け取ります」のチェックを外して次へをクリックします。 image1049

 

警告が出ますが「はい」で受け入れます。 image1050

 

データベース・ソフトウェアのみインストールを選択して次へをクリックします。 image1051

 

「単一インスタンス・データベースのインストール」を選択して次へをクリックします。 image1052

 

言語に「日本語」と「英語」が選択されていることを確認して次へをクリックします。 image1053

 

「Enterprise Edition」を選択して次へをクリックします。 image1054

 

以下のパスが設定されていることを確認して次へをクリックします。
Oracleベース:/u01/app/oracle
ソフトウェアの場所:/u01/app/oracle/product/11.2.0/dbhome_1
image1055

 

oraInventoryグループ名にoinstallが選択されていることを確認して次へをクリックします。 image1056

 

データべース管理者(OSDBA)グループにdba データベース・オペレータ(OSOPER)グループにoinstall が選択されていることを確認して次へをクリックします。 image1057

 

終了をクリックするとインストールがはじまります。 image1058

 

しばらく待機します。 image1059

 

インストールの途中で構成スクリプトの実行をうながす画面が出てきます。 image1060

 

端末をもう一つ立ち上げてrootユーザで構成スクリプトを実行します。 終わったら構成スクリプトの実行画面のOKをクリックします。

 

閉じるをクリックします。 image1061

 

oracleユーザのbash_profileに、環境変数を追加します。

 

bash_profileを変更したら、以下のコマンドで環境変数をもう一度読み込みます。

 

以上でOracle Databaseソフトウェアのインストールは終了です。

リスナーの構成

Oracle Net Configuration Assistant(netca)を使用してリスナーを構成します。 netcaコマンドでツールを起動します。

 

「リスナー構成」を選択して次へをクリックします。 image1062

 

「追加」を選択して次へをクリックします。 image1063

 

リスナー名が「LISTENER」となっていることを確認して次へをクリックします。 image1064

 

「TCP」が選択されていることを確認して次へをクリックします。 image1065

 

「標準ポート番号の1521を使用」を選択して次へをクリックします。 image1066

 

「いいえ」を選択して次へをクリックします。 image1067

 

次へをクリックします。 image1068

 

「完了」をクリックします。 image1069

 

以上でリスナーの構成が終了しました。

データベースの作成

Database Configuration Assistant(dbca)を使用してデータベースを作成します。 dbcaコマンドでツールを起動します。

 

次へをクリックします。 image1070

 

「データベースの作成」を選択して次へをクリックします。 image1071

 

「汎用またはトランザクション処理」を選択して次へをクリックします。 image1072

 

データベース識別情報を入力して次へをクリックします。
グローバル・データベース名:orcl.oracle.com
SID:orcl
image1073

 

「Enterprise Managerの構成」にチェックが付いているのを確認して次へをクリックします。 image1074

 

「すべてのアカウントに同じ管理パスワードを使用」を選択してパスワードを入力します。 パスワード:oracle image1075

 

警告が出ますが「はい」で受け入れます。 image1076

 

今回はファイルシステムで作成します。デフォルトのまま次へをクリックします。 image1077

 

必要であれば「アーカイブの有効化」にチェックを入れて、データベースを「アーカイブ・モード」で運用します。これは後からでも変更可能です。 image1078

 

「サンプル・スキーマ」にチェックを入れて次へをクリックします。 image1079

 

orclインスタンスのメモリを設定します。ご自身の環境に合わせて設定してください。 つづいて「キャラクタ・セット」タブをクリックします。 image1080

 

「Unicode(AL32UTF8)を使用」を選択して次へをクリックします。 image1081

 

次へをクリックします。 image1082

 

「データベースの作成」にチェックが付いてることを確認して完了をクリックします。 image1083

 

データベースの構成サマリーを一通りながめたらOKをクリックします。 image1084

 

データベースの作成がはじまります。 image1085

 

この画面が出たらデータベースの作成終了です。Enterprise Managerのアドレスをメモっておきましょう。 image1086

 

データベースへ接続してみます。

 

Enterprise Managerへの接続

最後にEnterprise Managerへ接続できるか確認してみましょう。Enterprise Managerはオラクルデータベースを管理するGUIツールです。

FireFoxを起動してデータベース作成の最後の画面に出ていたEMのアドレスを入力します。

アドレス:https://oraclelinux.oracle.com:1158/em

警告の画面が出るので「危険性を理解した上で接続するには」をクリックします。 image1087

 

「例外を追加」をクリックします。 image1088

 

「セキュリティ例外を承認」をクリックします。 image1089

 

Enterprise Managerへログインします。
ユーザー名:sys
パスワード:oracle
接続モード:SYSDBA
image1090

 

Enterprise Managerへログインできました。 image1091

 

お疲れ様でした。これで全ての作業は終了です!

コメント一覧

  • Comments ( 3 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. お世話になります。yukioと申します。41歳システムエンジニアです。

    Oracle Master Platinumを目指しており、現在9iGoldです。

    まずは9i から 11g Goldを目指いしています。

    実施環境がなくて悩んでいましたが、貴ページを拝見し早速実施してみました。2週間ほどかかりましたがようやくインストールが完了しました。

    どうしてもつまってしまって教えていただければありがたいです。

    ①Firefoxの日本語化ができずEnterprise Managerが英語表示です。日本語にできる方法が不明です。
    ②同じくFirefoxでflashplayerのインストール方法が不明です。解決の糸口がわかると助かります。

    すいません 質問で書いてしまいましたが、本ページはとってもありがたいです。

    目標はRACのインストールです。

  2. >>yukioさん
    はじめまして!

    私もはじめは環境構築に2週間ぐらいかかりましたよ~。資格取得に向けて、頑張ってください。

    >①Firefoxの日本語化ができずEnterprise Managerが英語表示です。日本語にできる方法が不明です。
    FireFoxの言語設定が、デフォルトで英語優先になっているのが原因です。
    編集→設定→コンテンツ→言語設定で
    ・英語[en]を削除する
    または
    ・日本語 [ja]を優先にする

    上記設定後FireFox再起動で日本語表示されます。

    >②同じくFirefoxでflashplayerのインストール方法が不明です。解決の糸口がわかると助かります。
    Enterprise Managerのパフォーマンスタブを開くとShockwave Flashのプラグイン追加ボタンが表示されると思います。
    そこからはボタンクリックでインストールできるはずです。

    ちなみに構築時のバージョンを確認したところ、Shockwave Flash 11.2 r202でした。

  3. おお ありがとうございます!

    助かりました。本日祝日(12/23)のためどっぷりとOracleにひたれてます。

    Firefoxの日本語化、flashplayer の設定 ともにできました。 日本語化されたEnterprise Manager フラッシュでのパフォーマンス画面が再現できてとってもよかったです。

    Linuxに詳しくないのでOracleをさわりつつOSの理解も深めてます。

    OCMさんありがとうです!!

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